自然農法にも通ずる「手を洗いすぎてはいけない」という考え方

この前本屋でこんな本を買いました。

ぷはっ(゚∀゚)

表紙を見た瞬間、嬉しさがこみあげてきました。
最近私がよく感じていたことを本にしてくれた人がいるなんて…!!

この本は藤田紘一郎さんという医師・医学博士の著書ですが、私がこれまで学んできた自然農法にも通ずる話が多いと感じました。

今回は私の学んできた自然農法の考え方と比べながらこの本の内容をざっくり紹介していきます(๑˃̵ᴗ˂̵)

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にわとりにも子どもにも大切な砂遊び

砂や土に触る=汚い、バッチい というイメージを持ってはいませんか?
Natural Tropical Farmでにわとりのお世話をするようになってからわかったのですが、にわとりは本来砂遊びが大好きな生き物です。
砂に自分の体を擦り付けるようにくるくる、
羽をバタバタと粉塵を上げながら砂遊びをするのが大好きなのです。
この砂遊びによってにわとりは自身の体についた雑菌や寄生虫を落とすと言われています。

この藤田さんの著書の中では子どもの泥んこ遊びについてこう言及しています。

私は、以前沖縄にて、「泥んこあそびをしている子どもにはアレルギーが少なく、部屋でコンピュータゲームなどの“一人遊び”をしている子どもは、アレルギーになりやすい」ことを調査し、確認しました。

<中略>
土のなかには子どもの免疫力の向上に役立つチョイ悪菌はたくさんいます。腸内細菌の仲間たちもいっぱいいます。そうした菌に触れさせないと、免疫力はどんどん弱ってしまい、結果、アレルギーになりやすくなるのです。
しかも、大人がバッチイと感じる子どもの遊びは、子どもの心を豊かにし、脳の発達を助ける上でも役立ちます。

きっとにわとりも体の雑菌や寄生虫を落とすだけでなく、免疫力を上げたり、ストレス発散して心を豊かにするために本能的に砂浴びをしているんでしょうね。

腸内細菌も虫も「善」か「悪」かでは語れない

腸内細菌の大多数は、善玉菌でも悪玉菌でもなく、日和見菌の仲間であったことです。
<中略>
腸内細菌の世界も人間界と同じく、「善」か「悪」か、だけで語ることはできなかったのです。腸内環境を整える上で、最大勢力である日和見菌もまた重大な存在となっています。

日和見菌とは、その名のとおり、形勢をうかがいながら、有利なほうにつく菌群のことです。善玉菌が優勢で体調のよいときには宿主にとってよい働きをし、悪玉菌が優勢で体調の悪いときには、宿主の健康に害をなすように働きます。

善玉菌が増えて働きが活性化すると体調が良くなり、悪玉菌が増殖すると病気を起こしやすくなることは、みなさんも聞いたことがあるでしょう。その現象は、善玉菌と悪玉菌の問題だけではなく、腸の最大勢力である日和見菌がどちらの味方をするかが、重要な問題だったのです。

腸内細菌は「善」か「悪」かでは語れない。
これは植物をとりまく虫などの生態系においても同じことが言えます。
以前の記事でマンゴスチンやグアバの木に巣を作るツムギアリの紹介をしました。

ここで簡単に説明しておくと、基本的にツムギアリはアブラムシと共存関係にあります。
アブラムシの出す甘露が好きで、、アブラムシの天敵であるてんとう虫を追い払ったりしてくれるのですが、甘露が甘くないとアブラムシを食べちゃうんです。
要はツムギアリは状況や見方によって一概に良いとも悪いとも言えないのです。

菌も虫もヒトも、一概に善悪を決めつけることはできないんですね。

そこで大事になってくるのが、善玉菌と日和見菌の仲間を口から飲み込み、繁殖力を高めさせることです。

善玉菌の代表格である乳酸菌やビフィズス菌は、ヨーグルトに多くいることが広く知られています。ただ、ヨーグルトにいる菌は、約九割が胃酸で死に、腸まで届かないことも分かっています、善玉菌は、味噌ぬか漬けなど日本古来の発酵食品にも多くいます。しかも、植物性の善玉菌は、胃酸に強く、生きたまま腸に届きやすいという長所があります。

味噌やぬか漬け?

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頭脳に捉われずに生きる虫や植物

多くの人たちは、「大脳皮質を発達させた人の脳こそ、地球上で最高の作品」と思っているようです。たしかに人間は脳を大きくしたおかげでここまで繁栄できました。

しかし、脳だけで考えすぎているために、目に見えない微生物を恐れ、無菌社会をつくりあげようと懸命になり、自らの手で自分の免疫力を落として病気に苦しむような事態にも陥っています。そればかりでなく、自分が生存している地球自体を汚染し、存続不可能な状況に追い込んでいます。

そんな愚かな行動をとってしまう人間と昆虫を比べてみると、「小型・軽量・低コストの情報処理装置」である脳を備えた昆虫のほうが、地上の最高傑作ではないかとたびたび思うのです。現に、昆虫は地球上でもっとも繁栄している生物です。彼らは目に見えないものを恐れたり、理由もなく他者を傷つけることはしません。過去を食い足り、未来に不安を抱くこともなく、今ここを生きています。

この本によると、ミミズは一度身につけた脳をわざわざ捨てたという仮説があるそうです。

動くには相当重たかったんですかね。
物理的にも、生きていくという意味でも。

私はこの話をミミズなどの昆虫に限ったことではなく、果物にもあてはまると思っています。
特にわかりやすい例がドリアン
これは相当したたかな熱帯フルーツですよ。
この話はまた次回。

腸を弱くする塩素を含んだ水道水

日本は水道水の塩素注入量が極端に高くなっています。世界一清潔好きの国民の水は、世界一塩素を含む水なのです。
そうした塩素の注入量が多い水道水を毎日使い、口にしてしまうことも、日本人の町内最近や皮膚常在菌の多様性と数を減らしている一因となっていると考えられます。

外国では水道水を飲んではいけないなんてよくある話です。
それと対比して日本は水道水は飲めると言われますが、裏を返せばそれだけ水を殺菌処理しているということですよね。

私が訪ねたマレーシアの有機農家さんは、政府によって提供されている水と、自分たちで整備した塩素を含まない井戸水や雨水・川の水をしっかり使い分けていました。
公共の水道水は塩素を多く含んでいて農作物に良くないと農家さんは言います。
塩素を含む水を土壌に撒くことで良い菌も悪い菌も殺してしまうためです。
生物多様性を重視し、菌の力を借りて行う自然農法においては、水は特に注意しなければならないリソースの1つなんですね。

まとめ

いきすぎた清潔思考や常識を覆す内容で、とてもおもしろく、スラスラ読めてしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
これから子どもを産んで育てていく若い人たちにもぜひ読んでもらいたい一冊です。

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