Pastured EggとFree range Eggの違いとは?たまごの質を左右する放し飼いの実際

あなたが日常買っている卵はどこで、どんな環境で育った鶏のたまごかご存知ですか?

以前私はオーストラリアに行った時、スーパーでFree Range EggPastured Eggと謳った卵を多く見かけました。
簡単に言うと放し飼いで育てられた鶏のたまごという意味です。

それに比べ、日本のスーパーに置いてあるたまごには生活環境について記載されているものってあんまり見かけないんじゃないかと思います。
オーストラリアの農場でworkawayをした時、ホストのDavidにFree RangeやPasturedの違いについて話を聞きました。
その時の話を元に、今回はたまごを産む鶏の生活環境の違いについてお話しします。

鶏の生活環境の定義

Conventional Egg – 一般的な卵

スーパーで売られている一般的な卵。鶏はケージや鶏舎内で密集して育てられ、太陽の光を浴びることはない。一般的にはビタミンやミネラルが付与された穀物ベースのカスを餌付けられる。抗生物質やホルモン剤が使われることもある。

商業的に大量生産目的で育てられる鶏のほとんどはせまいケージ内で生きています。
太陽の光を浴びずに一生を終えることもあるそうです。
養鶏で検索してみると日本の養鶏場の実態がわかって興味深いかもしれません。

そう、つまり室内での大量密集飼いです。
そうした生活環境では鶏が自由に動くこともできず、糞まみれになるということもあるそうです。
身動きすら自由に取れないストレス、
太陽の光も浴びれず砂遊びもできず、衛生状態は最悪。
そりゃ鳥インフルといった感染症やサルモネラ菌が発生しやすくなるわけです。
参考↓

こうした大量密集ケージ飼いの事実を知り、Conventional Eggや飼育環境について言及されていないたまごを選ばないようにしようと考える消費者は増えつつあります。
そして放し飼いにされた鶏のたまごを選ぼうと考えるわけです。
ではFree Range EggとPastured Egg、
どちらがいいのか?

Free Range – 放し飼い卵

Free RangeのUSDAの定義(アメリカの業界スタンダード)は以下の通り。

鶏は外へのアクセスがあること
鶏の体全体が外に出られる大きさではない外へ繋がる小さい穴があればよいと解釈されるケースもある。

HFAC(Human Farm Animal Care:アメリカの非営利団体)の定義

1羽あたり2sq.ft.(0.18平方メートル:約43cm×43cm)が必要。鶏は天気を感じられるよう少なくとも6時間は外で飼われていること。その他の基準を満たしていること。

鶏舎から外に繋がるための小さな穴があればよいという解釈があるというのはDavidから聞いた話と同じです。
子どもの言い訳みたいな解釈ですね…(^_^;)
外へ行くための穴はあっても実際に鶏が外に開放されなければ大量密集ケージ飼いとなんら変わりません。

Pastured Eggs – 放牧卵

商業的飼料だけでなく、自由に歩き回って植物や虫といった自然な食料を食べられる環境で育った鶏の卵。

HFACの定義↓

1羽あたり108sq.ft.(10平方メートル:約3m×3m)で、フィールドがローテートされること。
鶏は夜に侵略者から見を守るため鶏舎に入ることができ、年中外で飼われること。

1羽あたり10平方メートルってなかなかの広さですよ。
例えば小学校の教室は大体63〜70平方メートル。
30人1クラスとすると1人あたり約2.1〜2.34平方メートルの環境で授業を受けていたわけですね。
Pasturedの鶏なら定員7羽までですw

侵略者っていうのは例えば鷹やヘビなんかがいますね。
夜は特にヘビが鶏を襲って来やすくなるのでヘビが入り込む隙間のない鶏舎が重要になってきます。

鶏は夜になると就寝に備えて自分の鶏舎に帰ります。
鶏は寒いのが苦手で気温の変化に弱いので夜は身を寄せあって寝ています。

小まとめ:Free RangeよりPasturedの方が良い環境!

Pastured EggはFree Range Eggよりも良質な生活環境だと言えます。

そもそもそうした生活環境の表示すらされていない安いたまごは大量密集ケージ飼いのたまごじゃないかと疑った方がいいかもしれませんよ?

言葉の定義や暗黙の了解に従ってたまごを選ぶのも大切です。
しかし何より、実際にどんな環境で育てられているかを知ること・見て自分で納得して卵を買うことの方が確実ですし大事なのではないでしょうか。

Natural Tropical Farmでの生活環境はどんな感じ?

マレーシアのNatural Tropical Farmでの鶏の生活環境は≒< Pasturedという感じです。
完全な放し飼いではない理由は、栄養バランスを考えて自家配合した飼料をしっかり食べてもらう必要があるから。
鶏に自然の雑草や虫を食べるだけでは補えない栄養素を与えた配合飼料からしっかり取ってもらうためです。
よって外に放すのは週2,3回夕方の3〜4時間くらいです。
もちろん鶏舎内も通気性抜群
鶏舎内の生態系を活用した衛生管理を実践しています٩( ‘ω’ )و
そのおかげもあってここのたまごはふっくら濃厚(о´∀`о)
たまごの様子がわかる動画はこちら↓


Happy Eggと呼ばれているここの卵を味わってみたい方、こちらからご連絡ください(・∀・)

https://authoritynutrition.com/pastured-vs-omega-3-vs-conventional-eggs/
http://certifiedhumane.org/free-range-and-pasture-raised-officially-defined-by-hfac-for-certified-humane-label/
http://www.hopeforanimals.org/animals/tamago/00/id=504