こんにちは！
最近仮想通貨が爆上げして
ひっそりニタニタしています、Chihiroです♪(´ε｀ )
今回はドゥク、ランサーの栽培方法まとめです。
当記事はもうすぐ熱帯果樹を本格し始める自分用メモとして記事しているため、
調べたことが基本的には書かれています。
今後実践していく中で内容を更新していければと思っています。
※ドゥクは厳密にはランサーやドゥコンとは別物なのですが、論文や分類では同じとして括られていることが多いので、ランサーやドゥコンの情報と混同していることもあります。
ドゥクとランサー、ドゥクランサーの違いについては下記の記事に詳しく記載しています。
Contents
ドゥクの分類
双子葉綱ムクロジ目センダン科。
ドゥクの原産地
ドゥクの原産地はマレーシアです。
ドゥクは国中に頒布されていますが、一般的にはマレー半島の南側が原産の野生種と言われています。
15世紀には中国からの旅行者がジャワ島のランサーを持って帰ろうとしたが失敗に終わりました。
低温や寒風には耐えられなかったのです。
アジア大陸の中で絵もタイの極南とベトナムでしか栽培できませんでした。
ランサーはしばしばランバイ(Rambai: Baccauria motleyana) と混同されますが、別の品種です。
ドゥクの品種
ランサーはドゥクの劣性遺伝子を受け継いでいると考えられています。
ドゥクとランサーの違い
ドゥク、ランサー、ドゥクランサーの違いについては
下記の記事に詳しく解説しています。
簡単にここで要約しますと、木はランサーの方が樹冠がより狭く細いのですが、葉が広々としています。
ドゥクは左右対称で、樹冠が厚く葉が密集しています。
果実については、ランサーには粘り気のある樹皮のようなものが含まれていて、3cmの大きさです。
ドゥクは皮の中に粘り気のある果汁が含まれておらず、5cmくらいの大きさです。
インドネシアでは品種管理がされていて、多くの品種および名称が存在します。
マレーシアではドゥクの品種は2種類、Duku Langsat Koris(DL1)とDuku Langsat Terengganu(DL2)。
ドゥクとランサーの中間的品種がドゥクランサーと呼ばれています。
ランサーの葉は裏側に毛のようなものが生える一方、ドゥクの葉は滑らかです。
ランサーの葉は明るい緑ですが、ドゥクは上面が薄い緑色をしています。中心の葉脈が左右の葉脈よりも目立っています。
栽培適地気候
耐風性はありますが、強風のない所が適切です。
年間を通して降水量の多い、湿潤な気候下でよく育ちます。
湿度の高い地域であれば、成長が促進されます。
樹形
開心形(杯状形)
ドゥクの栽培方法
栽培土壌
肥沃で通気性の良い土壌が適しています。
砂地はあまり適していません。
ドゥクの木は停滞した水条件では最適に成長できないため、ドゥク植物は少し下り坂を好みます。 根は浅く張ります。
pH
pH6-7が栽培に適しています。
繁殖方法
繁殖は種からでも、木の根本で自発的に伸びてくる苗木から、1mになるまではポット栽培が可能です。
苗木が鉛筆くらいの直径になるまで約10-18か月かかります。
木がまだ緑のうちは接ぎ木も可能です。
無性生殖技術による繁殖に関する情報はほとんどありません。 栄養繁殖は通常、より早く生え、より小さく、より良い形をし、より多産な木を生み出します。
つぼみ接ぎ木によって繁殖することができますが、成功の割合は低いです。
一部の国では、ターミナルウェッジおよびラテラルウェッジ技術が使用されていますが、成功率も低くなっています。 エアレイヤー
（マーコット）はフィリピン諸島である程度の成功を収めて使用されています。
挿し木による繁殖は、無性生殖の最も古く、最も単純な方法です。 それは安価で迅速であり、 非互換性が回避され特別な能力を必要としません。
株間
株間は7-10m。
樹木の高さ
成熟したランサーの木は左右対称で、幹がまっすぐ伸びており、丈は10-15mにまで達します。若い枝はグレー色になります。
マルチ
成熟するまでは乾燥しないよう有機物でマルチをすることが推奨されています。
施肥方法
4ミリリットルの液体肥料（20-20-20）が11の水と混合され、植物自体と土壌に水を供給するために使用されます。
この施肥は2週間ごとに繰り返す必要があります。
葉面散布が可能な液体肥料がない場合は、市販の無機質肥料を使用できますが、水を与えるのは土壌だけです。
葉の急速な成長を刺激するため、窒素が豊富な肥料が必要です。
定植の際は、肥料や有機物に加えて10-10-8などのバランスの取れた処方の4分の1キログラムのミネラル肥料を適用する必要があります。
一部の栽培者は、大量の有機材料を使用し、ミネラル肥料をほとんどまたはまったく使用していません。
サトウキビフィルタープレスケーキなどのこのような材料は、ミネラル元素の優れた供給源であり、長期間にわたってゆっくりとその栄養素を放出します。 有機物は土壌の構造、特に通気を改善します。
これは根の発達における重要な要素です。 よく発達した根系は、植物全体の成長を刺激し、より高い収量をもたらします。
畑に樹木ができたら、樹齢、大きさ、見た目などに応じて施肥量を調整できます。 畑での成長の年ごとに、0.5キログラムの追加のミネラル肥料を適用することができますが、1本の木あたりの総量は5kgを超えてはなりません。
年間合計は、雨季の初めの前半と約6か月後の後半の2回に分けることができます。
通常、肥料は果実の成長の重要な時期に利用可能であり、10月または11月の収穫で終わります。
肥料を散布する前に、雑草、つる植物、枝を取り除くために、木の周りをきれいに掃除する必要があります。 このクリーンアップは、雑草が栄養分を求めて木と競合しないようにするために重要です。 肥料は木の周りに輪になって散らばっていますが、幹の近くにはありません。 この肥料は、利用可能な任意のツールを使用して土壌に組み込む必要があります。 別の方法は、幹の周りにいくつかの穴を掘り、肥料を穴に分け、土で覆うことです。
新芽と花芽の発育
種から栽培する場合、収穫まで約15年かかります。
種子は果肉から離れた後、8日で発芽能力を失います。5日経過すると、発芽率は75％にまで下落します。
花序は幹または最も太い枝から直接発生します。 ランサでは総状花序の長さが30cmに達しますが、ドゥクでは23cmしかありません。
受粉方法
花は雌雄同体で自家受粉可能です。 多くは各総状花序から生じます。 そして、花は甘くて心地よい香りがします。
短い緑色のがく片は、5つのほぼ丸いがく片で構成されています。 5つの凹面の花びらがあります。
雄しべは10個の小さな葯で肉質の管を形成します。 小さな卵巣は短くて厚いスタイルで覆われ、5葉の卵巣で終わります。
剪定
ランサーに剪定はほとんど不要です。
野生のランサーは高くなる傾向がありますが、栽培用には中心の幹を定期的に切り戻し、収穫の容易な高さに調整します。
ドゥクの場合、樹冠が厚いので、果樹園の木としては適していますが、成熟するにつれて剪定し、日光と通気性を改善する必要があります。
収穫
果実は、ブドウの房と同じように、コンパクトにぶら下がっている総状花序で形成されます。
ランサでは果実の数は約20個であり、ドゥクではわずか8〜10個です。果実は球形または楕円形のベリーです。 形は品種によって異なります。 ランサの果実は直径約4cm、ドゥクの果実は約5cmです。 果実の皮質はほとんどの品種で薄いですが、ドゥクでは最大0.6cmの厚さです。
ランサは乳白色の液体をしみ出させ、やや粘り気があり苦いですが、ドゥクにはこの特徴がありません。
両方の形態の果肉は白く、半透明で、ジューシーで、甘いものからわずかに酸っぱいものまで風味が異なります。 ドゥクの果肉は甘くて繊細な味わいです。
各果実はサイズが異なる5つのセグメントで構成されており、そのうちの1つまたは2つだけに種子が含まれています。
ドゥクの活用方法
果実
基本的には生食が多いですが、煮詰めてシロップにしたり、ワインの原料としても使用されます。
木材
ランサーの木は弾性があり、長持ちするため家財道具などに加工されて使用されます。
マレーシアやインドネシアでは、樹皮は赤痢やマラリアの治療薬として用いられることもあります。
種子
ジャワ島では苦い種子は挽いて解熱剤として使用されています。
<参考>
http://pvpbkkt.doa.gov.my/
https://evols.library.manoa.hawaii.edu/bitstream/10524/49151/lanson.pdf