ドゥク、ランサー、ドゥクランサーという3つの熱帯フルーツの違いと栽培・栄養・食べ方を紹介!

東南アジアの市場でよく見かけるあの丸くて黄土色のような皮のフルーツ。

そう、これは….

ドゥク
ランサー
ドゥクランサー
です。

曖昧ですみません。
けど実際マレーシアでは定義が曖昧なのです。
おそらくこの写真のフルーツはドゥクランサーと呼ばれるものと推測されます。(←どこまでも曖昧)
ドゥクとランサーをかけ合わせた品種と思われますが、マレーシアではランサーとドゥクランサーをあまり区別しないようです。

今回はこのドゥク、ランサー、ドゥクランサーの見分け方、味、栽培、栄養効果について紹介します。

スポンサーリンク
広告レクタングル大

ドゥク、ランサー、ドゥクランサーとは

ドゥク、ランサー、ドゥクランサーはすべてLansium parasiticum(ランシアム・パラシティカム)というマレー半島原産の双子葉綱ムクロジ目センダン科種のフルーツです。
学名はLansium domesticum、
東南アジアでは主にDuku(ドゥク), Langsat(ランサー)、Lansones(ランソネス)、Dokong(ドゥコン)、Long kong(ロンコン)などと呼ばれています。
実はこのドゥクやランサーに近い品種は数え切れないくらいたくさんあり、この掛け合わされたドゥクランサーの品種もたくさんあるようです。

ランサーとドゥクの違いと見分け方

ロンガンとの違い

ドゥク、ランサーの違いを説明する前に、ロンガンとの違いを説明しておきます。
ロンガンはこのドゥクやランサーとははっきり違うことがわかります。
ロンガンはドゥクやランサーよりも暗めの茶色で、枝とくっついている頭の部分がすぼんでおり、中の果肉はブドウのように1つで種も黒く丸い形をしています。
お店でも枝についたままで売られていることが多いのですが、枝はまっすぐな枝です。

比べてドゥクやランサーはじゃがいものような明るめの茶色。
写真からもわかるように、枝というより柔軟な茎のようです。果肉はみかんやマンゴスチンのように5〜7個に分かれており、種は細長い緑色です。

じゃぁドゥクとランサーは何が違うのかというと、木や果実、味でも区別することができます。

木の違い

ドゥクの木は樹冠が大きく横に広がるのに対し、ランサーは縦に長く伸びます。
ドゥクの葉の方が明るい緑色で、ランサーの葉は暗い緑色をしています。
ドゥクの果実は小枝の先端にぽつぽつと成るのですが、ランサーは幹の周辺にたくさんブドウの房のように15〜25粒の果実がくっつくようにして成ります。

ちなみにこれがドゥクランサーの木です↓
縦に長細く、実が幹の周辺にたくさん成っています♪


太い幹を中心に実がなっている様子は圧巻です(๑˃̵ᴗ˂̵)
日本じゃこんなふうに幹に成るフルーツってなかなか見つからないですよね!

果実の違い

ドゥクの方がランサーよりも実が大きく、皮が厚いようです。
皮をむいた時にベタつく白い液体が出たらランサー、出なければドゥクです。

味の違い

一般的にドゥクの方が香りがあって甘く、ランサーの方が少し酸味があるようです。

見分け方まとめ

上の2つの写真のランサーは白い液体出ていた覚えもなく、結構甘かった気がするので、おそらくランサーとドゥクを掛け合わせたドゥクランサーと思われます。
しかし実際は先にも述べたように、ドゥクやランサー、ドゥクランサー以外にも似たような品種がたくさんあるため、学術的にも明確な分類ができていないような状態です。

ドゥク、ランサーの栽培

ランサーの木は主に間作のために栽培されます。例えばココナッツやドリアンなど、陰を作る木のコンパニオンプランツとして栽培されます。雨風の強くない場所や海抜800m以下でなるべく海面に近く、湿度のある場所でしか繁栄しません。水気の多すぎる場所や光の強い場所には耐えられません。水はけの良い、適度に水分を保持できる土で、わずかに酸性で有機物に富んだ土が好まれます。砂っぽい土やアルカリ性の土は好まないようです。

ランサーの成長はゆっくりです。根は浅く張り、通常10-15年で結実します。うまく栽培できると7-8年で結実します。接ぎ木されたタイのロンコンの木は5-6年で結実します。

ランサーの集合花は乾季に出てきて約7週間で満開になります。満開になった後は98-119日で果実が熟します。
ある地域ではドゥクランサーは1年に2回収穫することがありますが、2年に1度しか実を付けない木もあります。

ドゥク・ランサーの栄養

ドゥクやランサーにはタンパク質、炭水化物、ミネラル、ビタミンそして食物繊維といった大切な栄養素がたくさん含まれています。
特にビタミンA、ビタミンB2(リボフラビン)やチアミン、ビタミンCが豊富に含まれています。

健康メリット

  • ビタミンB2が赤血球の形成を手助けする
  • ビタミンAによる美肌効果、視力改善
  • 抗炎症作用
  • 抗酸化作用
  • リンによる歯や骨への健康効果
  • 蚊よけ効果
  • サソリ毒に効く
  • マラリアに効く(特にタネの部分)
  • 赤痢に効く
  • 消化機能を手助けする
  • 免疫力アップ

ランサーの果皮にはなんと蚊よけ効果があるんですね。
果皮を乾燥させ、燃やすとその煙や香りを蚊が嫌うようです。健康面でも安全であると証明されているため、市販の虫よけのように子どもへの使用や呼吸困難などの副作用を懸念する必要がありません。

健康デメリット

ドゥクやランサーにおいて特に目立った健康デメリットはありませんが、あえて言うならば食べ過ぎるとお腹にガスが溜まるようです。食べ過ぎには注意しましょう。

ドゥク・ランサーの食べ方

ドゥクやランサーは頭の方をつまんで引っ張ると簡単に皮が剥けます。
果肉はプリっとしていてとっても美味ですよ(*´∀`*)
ナイフは不要です。繊維もないので食べやすいと思います。
タネはかなり苦いので食べない方がいいですよ。
ランサーの方は収穫してから2,3日経つと果皮が黒ずんでくるのですが、中の実には影響ないので食べられますが、追熟するわけではなさそうなので収穫したら早めに食べたいところですね(^o^)
ランサーの味はライチのような感じです。ライチよりももっと控えめで優しい味だと思います。

まとめ

これまでドゥクとランサー、ドゥクランサーを区別して食べたことがなかったので次回機会を見つけて食べ比べしてみたいと思います(*´∀`)

参考
http://www.cropsreview.com/lanzones.html
https://www.medindia.net/patients/lifestyleandwellness/top-9-health-benefits-of-langsat-fruit.htm
https://inetarticle.com/12-benefits-of-fruit-langsat-for-health/
https://www.thealthbenefitsof.com/5-duku-fruit-benefits-for-health/
https://www.onlyfoods.net/lanzones.html

スポンサーリンク
広告レクタングル大