甘くない早生みかんから学んだ旬の大切さ

最近寒くなってきましたね。
もう10月も後半なので当然といえば当然なんですが、
シーズンの終わりも近い梨をここぞとばかり買い漁ってます、Chihiroです(๑´ڡ`๑)

桃や梨が店頭からだんだん消えていくのに寂寥感を感じる一方、
最近じわじわ来ているな、と思ったのが、早生(わせ)みかん

実はこの前ばあちゃんが近くのビック富士(地元静岡が誇る個性派スーパー)で買った早生みかんをおすそ分けしてくれました(*^_^*)
食べてみると酸っぱいとは思わないんですが、けど甘いとも言えない。
淡白な甘さ、もしくは味がないという感じです。
で、その早生みかんをばあちゃんと一緒に食べていた時の一コマ。

私: (もぐもぐ…美味いとは言い切れないけど、ばあちゃんが買ってきてくれたから美味しいと言っておこうかな…)
「このみかん美味しいねー。」
ばあちゃん: 「そーお?あんまり甘くないやぁ。」
私: 「(しまった!?)あぁ〜、確かにそんなに甘くないよね!(汗汗」

先日88歳になったばかりのばあちゃんの素直さを見習おうと思った秋の日でしたw

けどなぜ早生みかんは甘くないんでしょうか?

そもそも早生みかんとは?

早生みかんとは10月から12月にかけて収穫される温州みかんのことです。
他にも品種があって、9月に出るみかんが極早生みかん、11月下旬から出るのが中生(なかて)みかん、12月下旬から3月に出てくるのが晩生みかんです。
早生みかんは冬でもハウスの中を人工的に温暖にすることで、みかんの熟期を早めることが可能なのです。

つまり普通のみかんよりも早く熟すことができるので、甘いみかんを早い時期に出荷することが可能なんですね。

早い時期に出荷すると何が良いかというと、みかんの単価を上げることができるのです。

例えばみかんを1個買いたいという人がいたとしたら、スーパーに置いてある10個のみかんの中から1個を選んでもらうよりも、3個のみかんの中から1個を選んでもらう方が買ってもらえる確率は高まりますよね?
出荷時期をずらすことで競合が減り、旬の時期に出すよりも単価を上げることができるのです。

けど近年では早生みかんも生産量が多く、そうした時期ずらしも効果がなくなってきています。同じ手を使う生産者が多く存在します。
さらなる要因として、日本は人口がどんどん減っています。
しかも最近は若者があまりフルーツを食べないと言われています。
だから別の売り方を模索する必要があるのですが、それはまぁ置いといて、、、

なぜ早生みかんは甘くない?

話を戻して、なぜ早生みかんが甘くないのか?
もちろんすべての早生みかんが甘くないというわけではないでしょうし、味を作るにはさまざまな要因がからみ合ってると思います。
けどそのさまざまな要因の中でも大きく考えられる理由、

それは、早生みかん自身の免疫力が低いからです。

早生みかんはほぼハウス栽培です。
冬の厳しい寒さを経験することもなく、外の悪い虫に病気を移されたりすることもなく、ぬくぬく温暖なお家の中で生きてきたのです。
その証拠に、早生みかんの果皮は普通のみかんより薄いですよね?
早生みかんは冬の寒さを経験しないので、果皮で厚着をする必要がありません。
虫もいないので、果皮を厚くして防御する必要もありません。
人間も同じですよね?
温かい家の中なら厚着しなくても寒さはしのげますし、襲いかかってくる虫から容易に身を守ることができます。
早生みかんはまるで免疫力の低い人間のようです。

早生みかんは皮が薄くて食べやすい一方、物足りなさを感じるのはその厳しさを超えるだけの養分や生命力の強さが足りないのかなと思います。


そう考えると、やっぱり一番甘みが乗って味のある
の時期に獲れる露地の温州みかんをほおばるのが待ち遠しいですね〜(*´﹃`*)