なぜドリアンは臭いのか?遺伝子研究で判明したドリアンの意外な事実

どこまでも人々を魅了するドリアン(๑˃̵ᴗ˂̵)
ドリアンの遺伝子研究の結果が興味深いものでした(*・ω・)ノ

当記事は以下のサイトを元にしています。
https://phys.org/news/2017-10-durian-fruit-cancer-scientists-genome.html

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ドリアンはカカオから進化した

最新のDNA配列を読み取るプラットフォームを使い、シンガポール国立ガンセンターの研究チームが、猫山王という格段に繊細な食感と強力な香りを持ち、地元のドリアン業界の中では王の中の王とも言われているドリアンのゲノム解析を行いました。
研究チームの分析によると、猫山王ドリアンのゲノムは約4万6000個もの遺伝子から構成されており、約2万3000個の遺伝子を持つ人間の約2倍であることがわかりました。
新しく生成されたゲノム情報に基づいた研究結果によると、ドリアンは6500万年前、チョコレートが作られるあのカカオの木から進化したということが判明した。

ドリアンがカカオから進化したというのはかなり意外ですね(゚∀゚)
百聞は一見にしかず。実際に写真で比べてみましょう!

木と果実の様子↓左がカカオ、右がドリアンです。

長細く少ししなった感じの葉と、果実が太い枝にぶら下がるようにして成る感じは似てなくもないですね。

果肉の様子↓左がカカオ、右がドリアンです。

果肉が中で分かれている感じは似ていますね。
しかしカカオは果実1つの中に大きいタネが1個入っているのに対し、ドリアンは果肉ごとに1つずつ複数のタネが入っています。
果肉の香りはもちろんドリアンの方が圧倒的に強いです。
カカオはチョコレートをイメージすると上品な香りかもしれませんがあれは種から出ている香りなので、果肉自体はチョコレートのような香りではありません。むしろサワーソップのように少し酸味があり、香りは控えめです。

うーん、似ているのか似てないのかはキワドイw

ドリアン果実に大量の芳香化合物

ドリアンの葉や根っこ、熟し途中の果実といったドリアンのそれぞれの部位と遺伝子行動パターンを比較してみると、VSC(volatile sulfur compounds 揮発性硫黄化合物)MGL(methionine gamma lyases)と呼ばれるクラスの遺伝子がにおいの化合物の生産をコントロールしていることがわかった。

「VSCがドリアンの果実で爆発的に生産量が増えていて、それによって人々が硫黄臭さを感じる要因となっています。」とDuke-NUS医療学校からの共同研究著者のPatrick Tan教授は述べている。研究チームは、ドリアンは野生の中で、高レベルのVSCを生産し、刺激のある香りを放つ能力は食べてくれる動物を惹き付け、ドリアンの種を他の地域に広げていくのに重要であると推測している。

ドリアンの木や葉は臭くありません。やはり果実にだけ香りを放つ化合物がたくさん生産されるようになっているんですね。
動物を惹き付けるために強い香りを放つ。
フルーツは食べられるために果肉を甘く、香りを強くしてアピールしているんですね(゚∀゚)

ドリアンの生物多様性

研究チームは特定のドリアン種(Durio zibethenus)の他にも研究を進めていった結果、自然界の25以上のドリアン種があり、食べられるものもあれば、食べられないものもあるということを述べています。

「世界の中のこの地域に存在する他のドリアン種の多くは残念ながら、多様性を失いつつあり、絶滅危機に瀕しているものもあります。よってDNA解析はこれらの魅力的で大切な植物の持つ貴重な情報を守っていく大切なツールであります。」とTeh教授は述べている。

生物学・分類学上では
門・綱・目・科・属・種
という分類階級がありますが、
自然界の25以上のドリアン種というのはDurio属(ドリオ属)の中の種のことを示しています。
Wikiによると30の種があり、その中でも9つが食べられ、それ以外は食べられない種のようです。

人間は自分たちが食べるために食べられる、かつおいしいドリアンの栽培に夢中です。
猫山王やUdang merah、D24といった人気のドリアン品種のプランテーションも増えてきていますが、感染症などの病気が流行ったらどうなるんでしょうか…(´・_・`)

まとめ

遺伝子の研究が行われるほど人間を虜にするドリアン。
ますますドリアンのしたたかさに畏れ入ります。

参考
https://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_Durio_species

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