デング熱の治療に貢献するかも？な熱帯フルーツが判明

あけましておめでとうございます。
Chihiroです(*･ω･)ﾉ

年明け1発目の記事はデング熱のお話です。
と言っても暗い話題とかではなく、実はとあるフルーツがデング熱の治療に効果を発揮するかもよ、という話題です。

そのデング熱治療に役立つかもしれないフルーツというのが、

パパイヤです。

いやぁやはりパパイヤは素晴らしい(๑˃̵ᴗ˂̵)
果実もそうですが、種も葉っぱまでも余すことなく使えるとは。

インドのジャミアハムダード大学の研究によると、パパイヤの葉の抽出物が、デング熱に対する天然治療薬となる可能性があるということがわかったんですね。
パパイヤの葉に含まれる成分が免疫調整機能を持ち、血小板の生産を促進する効果があったんです。

デング熱の症状

デング熱は世界中の何百万人に被害をもたらしている、
蚊によって媒介される感染症です。
症状には突然の高熱、ひどい頭痛、目の裏の痛み、関節痛、筋肉痛、疲労感、吐き気、発疹などがあります。

WHO(世界保健機関)によると、デング熱は毎年約3.9億もの症例があり、フィリピンやマレーシアなど、主に熱帯の国で起こっています。
軽度のデング熱は大抵1週間程度で治りますが、命に関わり免疫機能の損傷をもたらすケースもあります。
この場合、血管損傷や血液をかためる血小板が不足することにより、大量出血を引き起こすことがあります。

デング熱に対するパパイヤの葉の効果

今回ラットを使った実験で、血小板と白血球の数に基づき、血小板減少を防止する効果を計測しました。

 
実はこれまでにもパパイヤの葉がデング熱に効果を示したという研究はいくつかあるんですね。
2011年のパキスタンでの研究では、パパイヤの葉の抽出物をデング熱患者に1日2回与えたら、5日後に血小板の値が3倍以上に増加したという結果が出ています。

また、マレーシアのクランにある病院とその医療研究機関の実験では、228人の患者を2つのグループにわけ、1つのグループでは通常の治療を、もう1つのグループにはパパイヤの葉のジュースを少量与えた所、パパイヤの葉のジュースを与えた方が血小板の数が著しく増加したという結果も出ています。

また、今回の研究でパパイヤの葉の免疫調整機能がマウス実験によって測定されました。
抽出物の中に含まれるトランスフェルラ酸、カフェイン酸、ミリセチン、そしてカエンフェノールといった生物活性化合物が含まれた抽出物を処方することで、免疫反応が改善したのです。

パパイヤの葉は血小板の数を増加させるだけでなく、デング熱で肝臓にダメージを与えるウイルス性の感染症を防ぐ能力もあります。

パパイヤの葉は伝統的にデング熱に対する天然治療薬として使われてきましたが、それが科学的にも確かであるという証明が確実性を増してきているんですね(*･ω･)ﾉ

パパイヤの葉の健康メリット

パパイヤの葉はけがや血液系の病気、黄疸、そしてマラリアの治療薬としても使われています。
そのほかにもパパイヤの葉にはこうした健康メリットが存在します。

• 肝臓のデトックス機能
• 消化促進
• 血糖値の抑制
• 美肌効果

じゃぁ実際にパパイヤの葉をどうやって摂取したらいいのでしょうか。
パパイヤの葉で作るドリンクを2つ紹介します。

パパイヤリーフドリンクの作り方

パパイヤリーフジュース

パパイヤの葉を水洗いし、ジューサーもしくはミキサーにかけたらできあがり♪
冷蔵庫に入れたら4,5日は保存可能です。

パパイヤリーフティー

3〜5枚ほど中くらいのサイズのパパイヤの葉を乾燥させ、水洗いします。
細かく切った後、深鍋に入れ、2リットルの水を注ぎ、沸騰させます。
蓋はせず、水が半分くらいに減少したら火を止め、冷めたら葉を取り除いてて完成です。

まとめ

モリンガがマラリアに効果があったり、パパイヤの葉がデング熱に効果があったり。
恐ろしいイメージのある熱帯の感染症って、対策や解決策がちゃんとその地にあるんだなぁと感じます。
モリンガの話はこちらから(*･ω･)ﾉ

モリンガがマラリア感染を防ぐ可能性について

ビタミン・ミネラル・必須アミノ酸が豊富で にわとりたちも大好きな熱帯植物、モリンガ。 以前こちらの記事でモリンガの味や栄養、にわとりたち...

www.durianhunter.com

2019-12-27 15:03

昔の人は科学的な証明は無くとも、知恵として、体の中に取り込んできたんですね。
パパイヤの葉はめちゃめちゃ苦いらしいですが(@_@)

現在のところ、デング熱にはワクチンがありません。
自分の健康や熱帯の感染症予防対策として、
パパイヤリーフジュースを習慣にしてみてはいかがでしょうか(๑˃̵ᴗ˂̵)