ウサギ肉は出世に導く縁起物!?日本と世界と兎肉の歴史を解説します。
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ウサギ肉は出世に導く縁起物!?日本と世界と兎肉の歴史を解説します。

こんにちは!
引っ越し早々、下水パイプからの水漏れが発覚して
もう次へ引越ししたいChihiroです(/・ω・)/

新居のグチは始めたらキリがないので置いといて・・・w

Kedahで食べたウサギ肉が恋しひ・・・(*´ω`*)

いやぁ、それにしてもなんであんなに美味しい兎肉が日本には普及していないのでしょうか(´・ω・)
仏教や神道がウサギ肉を禁止しているというわけでもあるまいし。

ちなみにウサギを食べてはならないとしている宗教は1つだけあります。
それはユダヤ教です。

特にノウサギは旧約聖書『レビ記』では不浄な動物であるとされていて、ユダヤ教徒およびユダヤ人のキリスト教徒はこの禁忌を固く守っています。
しかし実際ユダヤ教が禁止している肉はウサギだけではなく、豚や血液、イカ、タコ、エビ、カニ、ウナギ、貝類、馬などかなりたくさんあるらしいですけどね。

しかもヨーロッパではジビエとしてノウサギを食べたり、草や野菜くずを与えて家でアナウサギ(カイウサギ)を飼育し、肉用にニワトリを飼う感覚で屠殺して食べることも珍しくなかったそう。
しかし、ウサギを食べるよりもペットとして接する機会が多くなった現代社会では、ウサギを食べることに抵抗を持つ人が多いのが現実です。

せっかくなのでこれを機に兎肉と日本、世界の歴史を調べてみました(*ノωノ)
結論から言いますと、ウサギ肉は古代から日本を含め世界中で人間に一般的に食されてきたお肉の1つです。

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Contents

日本人は縄文時代からずっとウサギを食べてきた

日本人とウサギの関係は深く、狩猟・採集を行っていた縄文時代から兎肉は食べられていました。
うさぎを「1匹2匹」ではなく、「1羽2羽」と数えるのは、うさぎはぴょんぴょん跳ねることから鳥の仲間として食べられてきたからと言われています(*ノωノ)

今昔物語集にこんなお話があります。
むかしむかしあるところに、サル、キツネ、ウサギが山の中で空腹で倒れている老人に出会います。
彼らはは老人を助けようと考え、サルは木の実を集め、キツネは川の魚を捕りました。
しかしウサギはどんなに頑張っても食べ物を用意することができませんでした。
そんなウサギは情けなく思い、サルとキツネに火を焚いてもらい、その火の中に飛び込み、自分自身を食料として捧げたのです、
その老人は実は神様で、このウサギの捨て身の慈悲行を後世まで伝えるためウサギを月へと昇らせた、といわれているそうです。
よっぽどそのウサギは美味しかったのでしょうね( ̄▽ ̄;)

また、新三河風土記によると、なんと、かの有名な日本の歴史上の人物、徳川家康もお正月に兎肉の汁を食べていたそうです(∩´∀`)∩

徳川家康の9代前の徳川有親が没落して信濃に隠棲していたところ、地元の豪族が大晦日に兎狩りをおこない、元日に有親に兎の羹(あつもの)を饗しました。ちょうどそのころから徳川家が隆盛に向かったからだと言われています。正月の兎汁が縁起物だとされたのはこの故事によると思われます(『本朝食鑑』による)。

引用元:https://tanken.com/rabbit.html

兎肉の入った汁物は縁起の良い開運食!(∩´∀`)∩

現在も徳川家ではお正月に兎肉の入ったお雑煮を食されているとのこと。
私は徳川家康のゆかりのある浜松出身なので、とても親近感を覚えます(*ノωノ)
200年も続いた江戸幕府を開いた徳川家康の縁起物が兎汁だったんですね。

そして明治時代以降はウサギバブルが起こったり、昭和の戦前の頃には養兎が日本でもかなり大きな一大産業で、兎肉は今よりももっと一般的だったようです。

しかしそんな一大産業だったのに、なぜ現代の日本ではそこまで兎肉が普及していないんでしょうか?(´・ω・)

戦前は軍需品生産を目的としてウサギの毛皮が輸出されていたんですね。
一時期は日本陸軍向けに毛皮を調達するため、オーストラリアから安い毛皮を輸入せず価格が3倍も高い国内生産された毛皮を自家調達していたそうです(*ノωノ)
国内生産のものなら、毛皮だけでなく食用の兎肉生産もできて国内の経済が潤うため、一石三鳥だったんですね♪
現代の日本政府にもこの姿勢見習ってほしいですね( ̄▽ ̄)

戦後、一時期は再び兎肉需要が上がったこともあったようですが、生産農家も減り、結局のところ兎肉は毛皮需要に応えた副産物に過ぎなかったのかもしれませんね。

戦前の頃には既に兎肉生産のためのと殺の方法や血抜きの技術も十分確立されていました。主目的の毛皮生産のおかげで食肉を悪くしてしまうこともあったために、兎肉の加工や調理方法、冷蔵保存の方法も多く編み出されてきたようです。

世界の伝統的なウサギ肉料理

兎肉は世界各地でも古くから食されていて、特にフランス、スペイン、イタリア、中国では今でも兎肉は一般的に食べられています(*´ω`*)

フランスのウサギ肉料理

実はフランスのウサギは世界最高品質で、ウサギが病気にかかる確率が低く、肉付きも良いという(*ノωノ)
フランスのウサギは1羽約3万3000円もするそうです( ゚Д゚)たけぇ・・・。

スペインのウサギ肉料理

スペインもウサギ肉がとっても一般的です。
代表的なスペイン料理であるパエリアも元々はウサギ肉が使われていたそうです。

地中海沿岸ということはやはり具は魚介じゃ、、、と思うかもしれませんが、元々のパエリアの具は実はウサギ。
スペイン(エスパーニャ)という国名はフェニキア語のshaphan(ウサギ)から来ているという説があるくらい、ウサギが多く生息していたそうです。

引用元: https://oceans-nadia.com/special_sites/yummyfoodtour1/

なんとウサギはパエリアの伝統的な具材だったんですね(*ノωノ)
エビやムール貝、イカなどの海鮮のイメージが強いのでとっても意外です。

中国のウサギ肉料理

実は中国がウサギ肉を世界で最も消費しているといっても過言ではありません。
中国、特に辛ウマ料理で有名な四川ではウサギ肉を食べる文化があり、四川省では1年で3億羽に相当する40万トンのウサギ肉が消費されています。
四川での消費量が多すぎて、なんとフランスからはるばる輸入しているとのこと(/・ω・)/
シチューや角煮、BBQなどで食べられているようです。
あの麻辣な味付けで食べられているのでしょうか。食べてみたい((ノェ`*)っ))タシタシ

兎肉がもっとポピュラーになるべき理由

兎肉って現代の日本ではあまり食べる習慣がないので、ケモノ臭いイメージが少なからずあるかもしれませんが、私がマレーシアで食べた兎肉は全く臭みがなく、肉質もしっとりやわらかでかなり食べやすかったです(*ノωノ)
兎も魚と同じで、しっかりと血抜きが行われていれば、臭みは全然気にならないのでしょう。
私はむしろブロイラーの鶏肉の方が臭いなぁと感じます(;・∀・)

しかしやはり兎肉を食べるなんて可哀想と思う方も少なからずいらっしゃると思います。
けど、私から見ると普段から食べている鶏だって十分可愛いですし、可愛いから食べない、可愛くないから食べる、というのは人種差別と同じだと思います。

まとめ

ウサギはペットとして人気な動物ではありますが、実際飼ってみると可愛いくせにめちゃめちゃフンをします(;^ω^)
私は小学校の時にウサギ小屋のお世話をしていたのでよくわかりますが、かなり頻繁にフンしますねw猫や犬の比ではありません。
しかも、ヤツらはその辺のフンをまた食べるんですよwww
当時はエサと間違えて食べてるのかと思いましたが、実はウサギは自分のフンを食べる習性があるみたいですね。

最近はコロナで家にいる時間が多いおかげでペットブームがにわかに起こり、ウサギもペットの選択肢としては人気だったのではないでしょうか。
けど、人間とウサギではかなり生活環境も異なりフンの始末も大変で飼い始めても結局飼育放棄してしまう事例もあるようです。

戦前期に養兎が普及したのは、他の家畜よりも飼育が簡単で、資料も自給可能、キャッシュフローも良く安定しているという理由もあったようです。
個人的にはウサギはペットではなく畜産の方が適しているのではないかと思います。

おすすめ関連記事★
https://www.durianhunter.com/archives/rabbitmeat.html

参考
https://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304826804579621700035973502
https://nodaiweb.university.jp/muse/unisan/files/uni_2021_rabbit.pdf

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