アボカドの栽培方法まとめ
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アボカドの栽培方法まとめ

こんにちは!Chihiroです(/・ω・)/

今回はアボカドの栽培方法をまとめました。

当記事はもうすぐ熱帯果樹を本格し始める自分用メモとして記事しているため、
調べたことが基本的には書かれています。
今後実践していく中で内容を更新していきます。


Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

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Contents

アボカドの分類

クスノキ目クスノキ科ワニナシ属

アボカドの原産地

中央アメリカ

アボカドの歴史

アボカドは、マンモスや馬、ゴンフォザーなどの
メガファウナと呼ばれる巨大型の動物相が
北米を歩き回った新生代の初めに進化の最盛期を迎えました。

アボカドの果実はこれらの大きな動物を引き付け、丸ごと食べられて
遠くへ移動した後に排便されることで新しい場所で成長してきました。

アボカドの品種

アボカドには3系統1000品種以上があるといわれています。

アボカドには、ハス種、フェルテ種、ベーコン種、グエン種、リード種など、色々な種類がありますが、日本国内で流通しているアボカドの主流
は、脂肪分が多く、皮がゴツゴツしており、熟すと黒くなって食べ頃が分かりやすいハス種です。ハス種は、皮が硬く長距離輸送に適しているこ
と、形状とサイズが安定していることから、多く流通しています。

引用元: https://www.customs.go.jp/tokyo/content/toku2601.pdf

マレーシアのアボカド品種

マレーシアではA7, A10, A16, A25, A27, A30の6つの品種が登録されています。

栽培適地気候

低温に弱く、主に熱帯、亜熱帯で生育します。

樹形

直立型、開張型、開心自然形

主幹形は杯状形に比べて、植栽2年目に樹冠容積が大きく、植栽
3年目に主枝長が長くなり、早期に樹冠拡大が図れます。
ただし、風の影響を受けやすいため防風対策が必要です。

アボカドの栽培方法

栽培土壌

アボカドは根腐れを起こしやすいため、水はけの良い土壌が必要です。
アボカドの根は浅く、風に弱いです。

pH

pHは5.5が最適と考えられていますが、このレベルに達するのは
石灰質の土壌では実用的ではありません。
鉄の白化が問題になる可能性はありますが、
樹木は最大約7.5のpHで正常に成長できます。

繁殖方法

種から発芽させる方法もしくは接ぎ木して増やすのが一般的です。
種から栽培する場合は5-13年かかります。
苗木を購入した場合は最初の3,4年で結実します。

株間

株間の目安は5-7*5-7m。(10aあたり20-40本)
6*3m(500本/ha)など高密度で植えると早い収穫が期待できますが、
暑い地域では成長が早いため、剪定が必要となり費用がかかります。

樹木の高さ

野生では10m-15mになります。

マルチ

アボカドの根は酸素要求量が高いため、有機物マルチは
根の成長を促進し、根の内外でサイトカイニンや
ジベレリンなどの成長促進ホルモンがより多く合成と移動し、
結実が良くなり、果実が大きくなります。

施肥方法

窒素・リン酸・カリウムが同じ割合のもの、
もしくはリン酸が少し多めの緩効性肥料を与えます。

石灰またはドロマイトは2〜3年に1回程度必要であり、
使用する必要があるかどうかは土壌分析の結果によって異なります。
2t / haを超える石灰またはドロマイトが必要な場合は、
微量元素のタイアップを避けるために、適用量を一度に2t / ha以下に分割し、
適用間隔を612か月にするのが最善です。

アボカドには、葉の養分スプレーは一般的に推奨されていません。
唯一の例外は、開花時のホウ素の葉面散布で、葉のホウ素レベルが30ppm未満です。

新芽と花芽の発育

両性花で円錐花序(えんすいかじょ)を形成し、
大きさ1~1.5cmほどの小さな黄色の花を無数に咲かせます。
春に延びた新梢に花芽がつきます。

受粉方法

基本的には自家結実性。1品種だけでは結実しにくいので混植した方が良いです。
1つの花が時間帯によって雌花になったり雄花になったりする
雌雄異熟花のため自家受粉が自然発生しません。
開花パターンは2種類あり、異なる開花タイプの品種を混植すると結実しやすくなります。

Aタイプ: 1日目の午前中に雌しべが開花し午後に閉じ、2日目の午後に雄しべが開花します。
Bタイプ: 1日目の午後に雌しべが開花し夕方に閉じ、2日目の午前中に雄しべが開花します。
(ハス種はAタイプ)

1haあたり2-10のハチの巣を設けて受粉させるのがお勧めです。

果実の成熟に10か月から15か月を要する。
木全体で隔年結果する種と枝ごとに隔年結果する種がある。
後者は木全体としては毎年結実する。

収穫

アボカドは結果率が非常に低い。
満開一月後頃の幼果時に環状剥皮をすることにより,生理落果が少なくなる傾向にあります
果実品質(脂質含量)に悪影響は認められません。

剪定

生長し始めると、樹勢も強く、高木性なので直立にならないように整枝します。
樹形は開心自然形、変則主幹形などできるだけ樹高を低く仕立てます。
生長してきたら、主幹部を高さ60~70㎝ の所で切り、主枝を3~4本伸ばします。
適度に伸びた新梢はピンチして樹形を整える。
成木になると枝が繁茂しやすいので、通風や採光を図るために適宜剪定する。
植え付け後、比較的短年で開花しますが、樹が成木にならないと結実は望めないため、
しっかり樹を充実させるようにします。

Photo by Gnana Prakash on Unsplash

アボカドの副作用

アボカドの果実、種子、葉にはペルシンという物質が含まれており、
ヒト以外の動物には中毒反応を起こします。

天然ゴムに対するアレルギーを持つ人の場合、
アボカドに対しても症状を発することがあります。

インコ、オウム、モルモット、ウサギ、ヤギ、家畜に与えると
痙攣や呼吸困難を惹き起こす場合があります。

ウマ、ウシ、イヌ、ネコ、フェレットに対しても毒性を示すことがあります。

一方で、アボカド入りの犬猫フードやおやつも販売されており、
企業の報告によれば、「健康被害の症例は無い」といわれますが、
アボカドの毒性に関してはまだ不明確な点も多いです。

未熟な果実や種子、葉にはドーパミンやメチルカビコールも含んでおり、
アボカドの種子を砕いたものをネズミの駆除剤にすることもありますが、
効果はそこまで高くはありません。
アボカドの毒性はそれほど強いものではありませんが、
アボカドの葉を大量に食べたヤギが死亡した例があります。

<参考>
http://pvpbkkt.doa.gov.my/
https://www.customs.go.jp/tokyo/content/toku2601.pdf
http://tropikalfruit.net/plantguide/avocado.html
https://shop.takii.co.jp/simages/shop/selection/abocado1103.html
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/201903nivfs_avocado_pfruits_tec_manual.pdf
http://209.143.153.251/Journals/SAAGA/SAAGA_1996/SAAGA_1996_PG_87-91.pdf
https://www.daf.qld.gov.au/business-priorities/agriculture/plants/fruit-vegetable/fruit-vegetable-crops/avocado/planting-and-growing-avocados
https://www.pressreader.com/malaysia/the-borneo-post/20180902/281990378397674

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