[再入国許可]マレーシアから日本へ一時帰国！イミグレへの申請から日本の隔離までの体験記(2021/5/1日本入国)

こんにちは！MCO＆隔離期間中に断食するのがルーティン化してきました。
Chihiroです٩( ‘ω’ )و

 

実は先日、5月1日にマレーシアから日本へ念願の一時帰国を果たしました。
いやぁ、長かった(；ω；)
2020年の1月末にマレーシアに入国、そしてコロナでザワつき始めた2月中旬にビザの関係でタイに一時滞在した後に再びマレーシアに入国からのロックダウン。
去年の5月辺りに免許更新のために日本に一時帰国しようと思っていたのですが、それも叶わず気づいたら年を跨いで2021年。
日本に帰れず約1年半。

 

いやぁ、ほんと長かった(；ω；)⇦2回目。

と、いうことで今回は備忘録がてら、今後マレーシアから日本に一時帰国したいという方のために私が実際に一時帰国した時に準備したことや日本入国までのフロー、そして隔離がどのくらい厳しいのか、というのを実体験を元に紹介します。
ただ、ここに載せた情報は全て私が実際に体験したことを元にしているので、情報が古くなっている場合があります。
常に信頼できるソースからの情報を仕入れていただければと思います。

 

マレーシア出国前の手続き

出国・再入国申請(Exit and Return permit)

マレーシアにいるうちに出国および再入国申請を行います。
この承認が降りれば、日本に帰国した後もマレーシアに戻って来られるという保証が得られるので、心の安らぎは半端ないです。

 

まず。事前にこの文書を読んでおきます。
※内容は変更される可能性があるので常に最新情報がないか、チェックしましょう。

再入国許可のガイドライン
https://esd.imi.gov.my/portal/pdf/n_entry1_2.pdf

 

特に在マレーシア日本大使館の情報はマストチェックです。(2021/5/24時点最新)
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_29042021B.html

 

あと、こちらの書類も目を通しておきましょう。
GUIDELINES FOR PERMISSION TO EXIT MALAYSIA AND RETURN FOR EXPATRIATE / SKILLED WORKER / KNOWLEDGE WORKER /
RESIDENCE PASS – TALENT (RP-T) / PROFESSIONAL VISIT PASS (PVP) / DEPENDANTS / LT-SVP / FOREIGN MAIDS
https://esd.imi.gov.my/portal/pdf/permission-to-exit-and-return-to-malaysia.pdf

まとめると出国・再入国申請に必要な書類は以下の通り。

• 現在保持しているビザの発給時の承認レター(MM2Hならイミグレ、IT系ならMDECからのレター)
• 会社発行のレター(申請者の出国理由および再入国が必要な理由を記載)
• 就労ビザの場合は雇用主企業のSSM (PARTICULARS OF DIRECTORS/OFFICERS)
• パスポートの顔写真ページおよび有効ビザのページコピー

申請はこちらのフォームから。
上の必要書類も添付して送信できるようになっています。
https://myentry.myxpats.com.my/app/app

 

申請後、およそ３日から5日で審査結果が渡航者本人および、就労ビザの場合は上のフォームで記入した会社の担当者連絡先にメールで通知されます。
私の場合は3日で連絡が来ました。この時ばかりは仕事の早さに関心しましたねw
承認されるかどうかは理由にもよるかもしれませんが、私の場合は日本の運転免許証の更新および日本にいる家族の介護という理由で承認が降りました。

たとえ否認されたとしても特にペナルティなどがあるわけではないので、申請するだけしてみようという気持ちで望みました。
一時帰国したい理由があれば、それが自分にとって必要な理由をしっかりレターや申請フォームに落とし込めばきっとイミグレにも伝わる・・・はず！

航空券予約

私は出国・再入国許可が降りたと判明した時点で航空券を予約しました。
基本的にはその承認が降りた日から60日の間にマレーシアから一時出国および帰国しないといけないので、時間勝負です。
ただ、私が取得した再入国許可では許可日から90日間有効と書いてあったので、最長90日間日本に滞在できるということになります。
60日って言われていたのは一体なんだったのやら・・・(￣▽￣;)

KLIA空港までの往復移動許可申請

以下のフォームを記入し、警察に持って行きます。
提出用と、控え用の２部を印刷して持って行き、チョップを押してもらえます。
場所によっては州間移動する前日からでないと受け付けてくれないポリスもいるので、これは前日に提出しました。
https://www.rmp.gov.my/docs/default-source/permit-pergerakan-perintah-kawalan-pergerakan-(pkp)/borang-permit-pergerakan-perintah-kawalan-pergerakan-(pkp).jpeg

日本入国前の必要な手続き

PCR検査

先月4月に一時期話題になりましたが、日本人の日本帰国の場合でも、出国前3日以内に取得したPCR検査陰性証明書がないと入国できないことがあります。

PCR検査証明書の政府公式フォーマットは下記から手に入ります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

 

医療機関なら大抵どこでも検査証明書を出してはくれますが、このフォーマットに沿って記入してもらい、医者のサイン、チョップが必要になります。
大きい病院での検査は医者のサインとかもらえるか心配だったのと、早く検査結果が必要だったので、私はデサスリハルタマスの
Kiara Medical Centerというクリニックで検査してもらいました。
検査代RM350也。お高め(･_･;
予約なしでウォークインで検査してもらえて、結果はWhatsappで通知が来ました。

到着空港から隔離先への交通手段の確保

日本の到着空港から自宅・滞在先までは公共交通機関やタクシーを使えないので、ハイヤーをネットで予約して行くか、親しい知人友人家族に迎えに来てもらいましょう。
ピックアップしてくれる人には手土産のBOHティーをお忘れなく。

 

ちなみに、私がネットで調べた限りでは飛行機が着陸してから検査などを終えて空港の出口に出られるまでは2,3時間を要するとありました。
実際私の場合は、15:30成田着のANA便がラクラクすいすい飛んだおかげで1時間早い14:30に成田に着陸。
これは早く帰れる！と思ったものの、以外と到着時の検査結果が出るのに時間がかかり、結局出口に出られたのは17:30頃でした・・・。
着陸から空港出口までは3時間です。

 

ただ、時間が最もかかるのは検査結果待ちで、飛行機の前の席の人から順に検査を行っていくので、早く解放されたい人は
飛行機の座席を前側もしくはビジネスクラスで取ることをお勧めします。

誓約書記入

誓約書は↓からゲットできます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00249.html
自主隔離期間の14日間の滞在先やアプリインストール、厚生労働省からの健康状態確認メールに返信することなどの内容が記載されています。

 

私はこの誓約書をマレーシアにいる間にダウンロードして記入して行きましたが、飛行機の中でも同じ誓約書を配っていたので、準備は機内でも可能です。

質問票記入および結果のQRコードのスクリーンショット取得

事前にこのWeb質問票に回答しておく必要があります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.html

私はこの質問票をすっかり見落としていて、成田空港に到着するまで存在すら知りませんでした(^^;
ただ、これも入国手続きの際に空港で教えてもらえるので特に事前準備はマストではありません。

アプリダウンロード

以下のアプリを自分のスマホにダウンロードします。

• OEL(位置情報確認アプリ)
• COCOA（接触確認アプリ）

ダウンロードするだけです。アプリを開いての設定等は不要です。
あと、連絡手段としてWhatsappかSkypeのどちらかをダウンロードする必要があります。

 

日本へ入国・帰国する皆さまへ「14日間の待機期間中」のルール
https://www.mhlw.go.jp/content/000752493.pdf

 

正直、これも空港に到着してからでも遅くはありません。
到着時の検査結果を待つ間に丁寧に教えてもらえます。

KLIA空港と飛行機内の様子

私が乗った飛行機はANAの朝7:10KLIA発成田行きの直行便でした。
久しぶりのKLIAはとっても閑散としていて、ほぼお店は空いていませんでした(；ω；)
空いていたのは出国前地下の飲茶ストール(これがかなりお高めかつあまり美味しくない汗)と出国後のスタバのみ・・・。
チェックインカウンターのあたりにはラマダンバザールのストールが並んでいたものの、朝早いためか開いておらず。
物寂しさとショックが入り混じった複雑な気持ちになりました・・・

 

しかしチェックインカウンターではちらほら日本人の姿が・・・！
おぉ、やっぱり日本人はGWだし帰る人多いのかな、と期待を寄せたものの、
搭乗前の待合スペースに行くと日本人らしき人は乗客の約2割程度。
その他大勢の乗客はどうやらフィリピンやインド、ネパール系の人が多いような印象を受けました。
・・・ここマレーシアだよね？行き先日本だよね？(　ﾟдﾟ)

 

ちなみに余談ですが、久しぶりにANAの飛行機に乗ったら緊急時のガイダンスが歌舞伎仕様に作られていて、ついつい見入ってしまいましたw めっちゃシュールw
緊急時のガイダンスを眠らずに最初から終わりまで観たのはこれが初めてですw

聞くところによると、ニュージーランドなど他の航空会社では既にそういった趣向を凝らした緊急時のガイダンス映像が作られていて、ANAもそれに習って製作したとのこと。
さすがANAだなぁ(*´ー｀*)

成田空港到着から空港出口までの流れ

飛行機が着陸してから出口に出られるまでの道のりはこんな感じでした٩( ‘ω’ )و

着陸
↓
座席前から順に降りる
↓
移動
↓
順番に誓約書、陰性証明書などの書類確認
↓
書類確認
↓
書類確認
↓
検査
↓
書類確認
↓
質問票確認
↓
アプリインストール(OEL)およびその確認
↓
アプリインストール(COCOA)およびその確認
↓
アプリインストール(WhatsappもしくはSkype)およびその確認
↓
検査結果待ち
↓
検査結果証明取得
↓
入国スタンプ
↓
荷物引き取り
↓
税関
↓
ゴール！(出口)

 

書類確認のチェックポイントがやたら多かったですね(･_･;
PCR検査証明や誓約書の内容を何度も確認されました。

検査待ちチェックポイントの様子↓

あと、アプリインストールや使い方を教えてくれるチェックポイントでは、日本語堪能な外国の方が丁寧に教えてくれました。
日本人もうちょっと頑張れよと思ったり思わなかったり(･_･;

 

隔離期間開始

隔離期間は到着の翌日を1日目として14日間です。
私は自宅で隔離していたのですが、やったこととしては毎日送られてくる厚生労働省からの健康状態確認メールに返信(Webで回答を送信する形式)すること、
そしてOELアプリで通知が来た時に[I’m here]ボタンを押すことくらいです。
位置情報を送信しているらしいのでなるべく家にいる時に押していました。
と言っても私は日本のデータSIMカード持っていないので外出していたとしても外出先で位置情報送信ってできないのですが(･_･;

 

１つ気になったことは、位置情報はクリックした時に送信するような仕様になっているのに、なぜかアプリインストールを教えてもらった際に、Bluetoothを常時オンにしておいてくださいと言われたことくらいですかね。
[I’m here]を押した時に隔離先にいなかった場合はどうなるかと言ったことは試していないのでわかりませんが、どこまで正確に位置情報が届いているのか謎ですね。

 

日本の自主隔離期間は14日と長い印象を受けますが、実際はホテルの一室に閉じ込められるわけではなく、必要な買い物はOK、ジョギングもOKということだったのでかなり自由です。
どこまで厳しく隔離期間を過ごすかは個人の自由だと思いますが、自己責任の取れる範囲内で自己判断が求められると感じます。

 

まとめ

まさか着陸から入国まで３時間もかかる日が来るとは
2年前は夢にも思いませんでしたね(￣▽￣;)

それでも家まで向かう道では自分が日本にいるということが半ば信じられないような気持ちで、日本の涼しくひんやりした空気がとても懐かしく感じました。
空港から出た瞬間、5月にも関わらず風が強くめちゃ寒かったので来る季節間違えたかと思いましたがw
しかも到着した日は雷や豪雨で盛大に帰国を歓迎してもらいましたwww

 

限られた滞在期間、やることも食べることもいっぱいですが後悔ないよう日本を堪能してこようと思います٩( ‘ω’ )و