全然違う!バンレイシ科のチェリモヤ・アテモヤ・シュガーアップル・サワーソップ・カスタードアップルの違いと見分け方
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全然違う!バンレイシ科のチェリモヤ・アテモヤ・シュガーアップル・サワーソップ・カスタードアップルの違いと見分け方

こんにちは!Chihiroです(/・ω・)/

昨日、友人からもらったサワーソップを食べながら、
ふと今までずっと抱えていた
もやもやした疑問を思い出してしまいました。

シュガーアップルとカスタードアップルの違いって
結局何なんだろう?

シュガーアップルもカスタードアップルも
サワーソップと同じバンレイシ科の熱帯・亜熱帯フルーツ。
果実が白く、甘くて若干の酸味がある感じはどれも似ているんです。

一度気になり出すと止まらないので、調べてみることにしました。

というわけで今回はバンレイシ科のフルーツである
サワーソップ、バンレイシ、シュガーアップル、
カスタードアップル、チェリモヤ、アテモヤの
違いと見分け方を書いていこうと思います。

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Contents

サワーソップ(Soursop)

サワーソップ
学名はAnnona muricata
和名はトゲバンレイシ

このトゲバンレイシという和名は
果実の表面にトゲがあることから付けられています。
果実にはバンレイシのような石細胞が存在しないため、
果肉にジャリジャリとした食感はありません 。
どちらかというとモフモフした食感です(*´`*)

サワーソップについて詳しくはこちらの記事で紹介しています(๑˃̵ᴗ˂̵)

「サワーソップ」という熱帯フルーツの味・健康効果に迫る!
「サワーソップ」という熱帯フルーツの味・健康効果に迫る!
日本ではなかなか手に入らないサワーソップ。トゲトゲなのに何故こんなに美味なのかと感動すること間違いなし(*'▽')サワーソップの味・食べ方・栄養、健康メリット・デメリット、さらには選び方のポイントまでお伝えします!

シュガーアップル(Sugar Apple)


シュガーアップル
学名はAnnona squamosa
別名バンレイシ(蕃茘枝)、釋迦頭、スイートソップ(Sweetsop)
台湾で多く生産されている亜熱帯フルーツです。

果皮は鱗のようになっていて、
熟すと一枚ずつボロボロと剥がれてきます。

味は非常に甘味が強く、ねっとりした果肉の中にジャリジャリとした砂糖の粒を噛むような食感がある。このジャリジャリした歯ざわりは、果肉中に梨と同じ石細胞が多く含まれているためである。英名のSugar-appleはこの食感から付けられた。流通は完全に熟さない状態で出荷され、固い状態であるが食べごろに熟すと短期間に果肉がシャーベット状からクリーム状になり崩れ易い。運搬には細心の注意が必要であり、また長期の保存と運搬に向かない理由から、日本にはほとんど輸入されていない。

引用元: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/バンレイシ

インドやオーストラリアではこのシュガーアップル
もしくはスイートソップがカスタードアップルとも呼ばれています。

チェリモヤ(Cherimoya)


引用元: http://www.finecooking.com/ingredient/cherimoyas

チェリモヤ
学名はAnnona cherimola

チェリモヤもそのクリーミーな果肉であることからカスタードアップルと呼ばれることもあるようです。
果皮はシュガーアップルのような鱗型ですが、一枚ずつ剥がれる感じではありませんね。
最近ではマレーシアでも販売されているのをよく見かけます。

アテモヤ(Atemoya)


引用元: http://www.varahonda.com/e-atemoya.php

アテモヤ
学名はAnnona atemoya
台湾では鳳梨釋迦と呼ばれています。

シュガーアップルとチェリモヤを掛け合わせた品種。フロリダで品種改良されたもの。
食感や風味がパイナップルに似ていることから、台湾では鳳梨釋迦(パイナップル釋迦頭)と呼ばれて人気が出ています。

果皮を見てみると、山のようにボコボコしていて果皮全体が1枚となっていますね。

味については、甘味だけの釋迦頭に比べ程よい酸味と芳香を兼ね備えています。
このアテモヤもカスタードアップルと呼ばれることがあるようです。

シュガーアップルもチェリモヤもアテモヤもカスタードアップルと呼ばれるみたいですが、カスタードアップルはこれらの総称なのでしょうか…?

カスタードアップル(Custard Apple)

カスタードアップル
学名はAnnona reticulata
和名はギュウシンリ(牛心梨)
英名はCustard Apple, Bullock’s heart, Bull’s heart

原産地はカリブ諸島、中央アメリカ。
移植により東南アジア、台湾、インド、
オーストラリア、西アフリカなど広範囲で栽培、自生しています。

カスタードアップルはもともと観賞用として
栽培されてきた植物であり、
果実は食べられはするものの、
他のバンレイシ属の果実と比べて味が劣るため、
一般に流通していないようです。

果実が牛の心臓に見えることからこの和名と英名が付いた。観賞用として果実の鮮やかさを優先に改良されてきた品種である。果実の生食は可能であるが、他のバンレイシ属の果実と比較し食味が劣るため、一般に流通していない。チェリモヤやアテモヤなどバンレイシ属全般の果樹をCustard-appleの名で呼ぶ場合もあるが、正確にはこのAnnona reticulataを指す

引用元: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/バンレイシ属

なんだか答えが出てきましたね(๑˃̵ᴗ˂̵)

結論:バンレイシ属のフルーツの違い

これまで調べたことを簡単にまとめるとこんな感じ↓

  • バンレイシ釋迦頭と呼ばれるフルーツはシュガーアップルのこと
  • アテモヤはシュガーアップルとチェリモヤを掛け合わせたもの
  • アテモヤは鳳梨釋迦とも呼ばれている
  • シュガーアップルもチェリモヤもアテモヤもカスタードアップルと呼ばれることはあるものの、正確にはカスタードアップルは学名Annona reticulataというバンレイシ属の中の1つの品種であり、あまり流通していない
  • 見分け方は、果皮が鱗状に分かれているのがシュガーアップル(バンレイシ)、果皮は鱗状だけれども分かれていないのがチェリモヤ、果皮は山型にボコボコしていて分かれていないのがアテモヤ。
  • シュガーアップルとチェリモヤとアテモヤの3つのうち一番美味しいのはアテモヤ
  • けどバンレイシ属の中で比べたら一番美味しいのはきっとサワーソップ(←自論)

まとめ

いやぁ、もやもやが晴れてスッキリです!ヽ(´▽`)/
甘くてクリーミーで少し酸味のあるさわやかな
バンレイシ属の熱帯フルーツたち。
皆さんにも違いや見分け方がご理解いただけたでしょうか?

調べてたらまた食べたくなってきた…(≧∀≦)
あとでサワーソップ買いに行こう!

サワーソップに負けず劣らずな
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参考
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Cherimoya
https://ameblo.jp/hiro-1/entry-10298292390.html
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%AA